落書き帳


日本がもう少し美しくなったらいいなと毎日本気で思ってる私の日々を綴ります
by yukodododo

「花森安治と『暮らしの手帳』」展

おととい二子玉川で、「花森安治と『暮らしの手帖』」展のポスターを見かけた。
キュン!ときたから、砧公園内にある世田谷美術館に行ってきました。
「公園の中にある」ってのがいいじゃない。公園の中にある図書館とかも大好物。

あたくし何を隠そう大の「暮らしの手帖」ファン。
だからと言って毎号購読してるわけでもなく、毎号欠かさず読んでいるわけでもないんだけど、あのコンセプトが好き。大いに共感します。
今の編集長の松浦さんも頑張ってると思うけど、やっぱり花森さんってすごかったのね。

あ、花森さんって、暮らしの手帖の創刊から30年編集長を務めながら、装釘家、イラストレーター、コピーライター、デザイナー、ジャーナリストとして多彩な活躍をされた方です。

今回はこの「暮らしの手帖」の全表紙原画103点!が展示されて、この内容で入館料200円也。チケット売り場のお姉さんに拝みそうになりました。

しかし、この原画の美しいこと!優しいこと!発想の豊かなこと!楽しいこと!心に語りかけてきます。そして実にいろいろな絵を描ける方なんです。
私はあいにく絵心が全くないけど、強烈に描きたい衝動に駆られました。思いっきり描いて自分が空っぽになるくらい出し切る自己表現をしてみたい。

その他、暮らしの手帖の当初の中吊り広告とか、いわゆる「商品テスト」(←これが分かる人はきっとうちの母くらいの年代か暮らしの手帖フリーク)の記録とかの資料。
一人で見てても吹き出しちゃう数々のキャッチコピー。昔の日本語はほんと美しかった。

1972年に読売文学賞を受賞された「見よ、ぼくら一戔五厘の旗」の全文が会場のど真ん中に展示されていて、例えば私のおじいちゃん(祖父は戦死しているから私は会ったことがない)や祖母の若かった頃なんかの日本に思いを馳せる帰り道。

自分の今生きている日本は、こういう時代を経ているってこと。
未来に目を向けることはあっても、あんまりこういうタイムラインで物事を見る機会がなかったなあと思いました。会ったことのない祖父たち、祖母も2人ともずいぶん前に亡くなってて、今生きていたらどんな話を聴けたのかなあと思います。自分のルーツを知るってどういうことなんだろうなあ。

とかなんとか、いい映画観たときの帰り道のように、暑かろうがなんだろうが歩きたい気分でした。

砧公園を通過して駅まで徒歩20分。いい公園でした。公園内は蝉時雨。夏です。
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うちから歩いて2分くらいにある「さいわい緑道」っていう大きな長~い公園を、素敵な公園にするのが私の大きな夢のひとつなんだ。

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by yukodododo | 2012-08-23 21:12
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