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落書き帳


日本がもう少し美しくなったらいいなと毎日本気で思ってる私の日々を綴ります
by yukodododo

愛情物語

今日は朝から夕方まで一日講習会。

そう、いつかもお話した、全6回の『花と緑と街づくり』のお勉強会の5回目です。
自分の両親くらいの年齢のたくさんのおじさまとおばさまとお勉強してます。

休憩時間におばちゃんが、「はい、おやつ」といっておみかん配ってたり、羊羹いただいたり、
79歳のじいさんの長い話しとか、けんか腰のじいさんの質疑応答なんかは動画で流したいくらいなかなか新鮮です。

みなさまにやたら「まだ若いから」と可愛がっていただけるのも、宿題が多くても通える大きなモチベーションのひとつです。若いといわれることが貴重な昨今、これはいいです。

今日の講義で面白いお話を伺ったので、忘れないように書いておこうと思う。
神津善行さん(作曲家で中村メイコさんのご主人)が、植物と音楽の関連性をえらい長いこと研究されていて、植物が発する微弱な信号音というのに着目されています。
「植物同士は絶対に話をしているし、人間の言葉を理解している」そうなのです。
神津さんのお話はいろいろ興味深くて、思わず今日図書館で彼の著書『植物と話しがしたい』を予約しました。

そういえば、よく植物に「きれいだね」とかポジティブな言葉をかけ続けるのと、「ばかやろう」と罵声を浴びせて育てるのとでは全然育ち方が違うんだという話はよく聞くけれど、
講義してくださった方が30年前くらいに見たNHKの番組で、山形の枯れ果てた田んぼが広がる景色が撮影されていたそうです。
その中のある一画の田んぼだけ青々としていて、その田んぼの持ち主のおじいちゃんは、いつも「おーい、みんなおはよう」って自分の田んぼに声掛けるんだって。
「今日も雨も降らなくて水を十分あげれそうにないから、地中の奥深くにある水をよおくすっとけな~」と、ちゃんと状況を毎日毎日説明しているんですって。
それで稲がそれをちゃんと聞いてるから、おじさんのとこだけは青々としてたのよって言ってました。

愛だなあと思います。

これはたまたま植物に関したお話しだけど、目には見えないものとか心持ちとか、誰も見てないところでの行いとか、誰にも見えないパンツとか、決しておろそかにしてはならないと思いました。

私が花壇で植物に本気モードで話しかけてるところに遭遇しても、そっとしておいてください。
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by yukodododo | 2013-12-12 22:01 | 植物
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