落書き帳


日本がもう少し美しくなったらいいなと毎日本気で思ってる私の日々を綴ります
by yukodododo

心に染み入る紅葉

11月があと数日で終わろうとしていた頃、日吉出張所でのハーブ講座でお世話になったマダムから、
「今、銀杏がきれいだから、あなた、きれいなもの見ないとだめよ」と電話をいただく。

彼女は突然電話を下さるのだけど、いつも主語の類がなくて、なにしろ裏表がなくて、恐ろしく気前が良くて、豪快で、美しいものが大好きな人。

ハーブ講座の打ち合わせの第一声は、「予算なんかそういうちまちましたこと考えなくていいのよ。いくらかかってもいいから、とにかくあなたがいいと思うハーブの花壇を作ってほしいのよ。」でした。

区役所のハーブ講座に予算がないわけないだろうと思うんだけど。(そして実際に予算はあったのだけど)
打ち合わせごとに、それからいただくお電話の度に、「あなたが素敵と思うものを買ってきて。お金は私がどうにでもするから。とにかく予算を気にしたつまらない花壇にだけは絶対にしないでね。」とか、

「あなたはなんだか恥ずかしがるところがあるから、もっと堂々とばしっとやりなさい」とか
「私が全部責任取るから」とか事あるごとにおっしゃって、でも細かい指示はあまりしないという豪傑な方です。
「こういう名前のハーブを買ってきたんですが」というと、「ああ、もうその名前だけで気に入った。それ植えて。」とか。

めちゃくちゃなことをおっしゃるときもあるのだけれど、(例えば電話で、彼女が主語や順序のない話を情熱的にするのをひとまず黙って聞いて、それらをとりあえずメモって、電話を切った後、それを全部読んでみるとだいたいこういうことかなあ?ということが見えてきたりして、それを読み上げながら夫に聞いてもらうと
「そうだよ。そういうことを言ってるんじゃないかなあ。」と楽しそうに笑っていました。)
なんともチャーミングで、こういう上司の元で働いてみたかったなあと勤めていた時代を振り返ります。

そんな彼女が、日吉の銀杏並木を見ながらフレンチのランチをご馳走して下さいました。
失敗だらけでいたらなかったけれど、今年のハーブ講座のチャレンジに2人で乾杯しました。

「これからどんどんがんばんなさいよ~。だめよ~、あなたこんなとこにいちゃ。」の連発。
私は彼女にどのように御礼していいのか分からないでいるけれど、これからもずっと春の桜や秋の紅葉をこうしてご一緒できたら嬉しいです。

そして自分が彼女のような年齢になった時に、若い人に「私が責任を取るから、なにしろやりたいようにやりなさいな」と鼓舞してあげれるような人になりたいなあと思うのでした。
でも非常に残念なことに私にはそういう器はないなあ。こういう豪傑さって生まれ持ったものなんだろうなあ。

紅葉の時期から少したったけれど、今年の銀杏は私にとって特別で、なんというか心に染み入る紅葉でした。
ほんとうにほんとうに有難いことでした。
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by yukodododo | 2014-12-08 19:34 | 植物
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