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落書き帳


日本がもう少し美しくなったらいいなと毎日本気で思ってる私の日々を綴ります
by yukodododo

江元のおばちゃん

ご存知の方も多いと思うんだけど、私の母は強烈です。
だけどこの母は、昔から抜群に友達に恵まれている。

その昔、4歳の私が幼稚園に行った初日、お昼で帰ってくる私を待つ母に電話が鳴る。

江元のおばちゃん:「お昼食べにこん?」
母:「優子がもうすぐ帰ってくるけん、そしたら行く~」
江元のおばちゃん:「ドアにメモ貼って先に来とき~。優子ちゃんやったら1人でうちまでくるやろ」
母:「・・・そうね」
といって、母は「えもとさんのところにいます。きてください」という信じられない内容のメモをドアに貼って、私を置いて江元のおばちゃんちに行ったらしい。

何も知らない私は、当時4階に住んでたんだけど、幼稚園指定のバスケットを抱えて「よいしょよいしょ」と階段を上ってて、それを江元さんちのベランダから母と江元さんは見ていたそうな。

で、4歳の私はドアのメモを見て、江元さんちに一人で向かったそうです。
大人二人は「おお、優子ちゃん来よるね~」と見ていたらしい。

なんということでしょう。さらわれたらどうするんですか、あなた。
入園式を終えた翌日かそこらの初日の出来事ですよ、あなた。
こんな母親に育てられました。

私はもう字が読めたのだろうか?それとも江元さんの似顔絵でも母は描いていたのだろうか?

だけどこの江元のおばちゃんは本当に優しい人で、もう30年以上お目にかかっていないけれど、今でもその優しい笑顔は鮮明に覚えてる。

先日福岡のあまおうで作ったジャムを「優子ちゃんにも少しだけど分けてあげて」って母に送って下さった。本当にありがたいなあって思います。
「江元のおばちゃんいただきます」って夫と福岡に向かって手を合わせる。

めちゃくちゃ美味しい。完璧な甘さ加減。おばちゃんの筆跡が優しい。
江元のおばちゃん_d0264762_21324662.jpg


夫が「このシールっておばちゃんが貼ったのかなあ?」って瓶の横に2枚貼ってあるシールを指差す。
それを見たときに、幼くてはっきりは覚えてないけれど、それでもおばちゃんが小さい私をかわいがってくれたことがふんわり思い出された。
江元のおばちゃん_d0264762_21414188.jpg

子供のときに、親以外のいろんな大人にかわいがってもらうのって大切だなあとしみじみ思う。

今度は私がその辺にいる子供たちをかわいがる番なんだろうね。

by yukodododo | 2012-09-24 22:15
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